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タルコフの推奨スペック【重い・カクカクを解消する設定】|Escape from TARKOV

ハードコアでリアリティを追求したロシア産FPS「Escape from Tarkov(タルコフ)」。

本作を快適にプレイするにあたって、ある程度のPCスペックが必要です。

タルコフをプレイしている人の中には以下のような悩みを抱えている方も少なくないでしょう。

タルコフでよくある悩み

・打ち合い中に重くなる。

・FPSが出なくて動きがカクカク。

・PMC出撃の待機時間が長い。

・スカブ出撃のスタートが遅い。

本記事では、上記に上げた悩みの解決とタルコフを快適にプレイするためのスペックを解説します。

タルコフの必須環境/推奨環境

Escape from Tarkovをプレイするために必要なスペックは以下の通りです。

なお、スペックを満たさない場合でも全くプレイができない訳ではありません。

推奨環境を満たしていても、重い場面やカクカクになったりすることがあります。

必須環境(必要最低スペック)

タルコフをプレイする上での最小要求構成のスペックです。

起動はできますが、設定を最低に落としてもプレイ中には重くてカクついてしまう場面があります。

パーツスペック
OSWindows 7/8/10 (64 Bit)
CPUデュアルコア 2.4 GHz (Intel Core 2 Duo, i3), 2.6 GHz (AMD Athlon, Phenom II)
グラフィックカードDX11に対応しビデオメモリ1 GB以上
メモリ8 GB
サウンドDirectXに対応したオーディオカード
ディスク(HDD/SSD)空き容量19GB以上

推奨環境

推奨スペックといえども、ゲームの設定を中設定にしたとしても、打ち合いなどの重要な場面でのカクつきや短いフリーズが発生する場面があります。

また、推奨スペックのPCでもほぼ最低の設定でもフレームレートが平均60fpsしかでません。

パーツスペック
OSWindows 7/8/10 (64 Bit)
CPUクアッドコア 3.2 GHz (Intel i5, i7), от 3.6 GHz (AMD FX, Athlon)
グラフィックカードDX11に対応しビデオメモリ2 GB以上
メモリ16 GB
サウンドDirectXに対応したオーディオカード
ディスク(HDD/SSD)空き容量19GB以上

タルコフのおすすめスペック

CPU

タルコフを快適にプレイするためには、CPUもある程度のスペックのものが必要です。

CPUの性能が低いと、グラフィックボードの性能を出し切れない可能性があります。

タルコフでは、グラフィックボードの性能を発揮させるために重要なパーツとなります。

以下の表に価格帯ごとにおすすめのCPUをまとめました。

CPUを決める際の参考にしてください。

CPU名称説明価格
Core i5 12400コストパフォーマンスに優れたCPU
タルコフのゲームプレイでも困ることがない性能
30000円以下のCPUを選ぶならこれ一択!
約25000円
Core i5 13500Core i5 12400より更に上の性能
50000円程のCore i7 12700やCore i7 12700Kと非常に近い性能
30000円代のCPUで最もおすすめ!
約37000円
Core i7 13700KハイエンドGPUのGeForce RTX4080やGeForce RTX4090を搭載しても、
ボトルネックにならない高性能CPU
ゲームの画質を高設定にしてプレイしたい方におすすめ
約65000円

グラフィックボート

GPUは映像処理の役割を担うプロセッサーです。

タルコフは映像処理の負荷が非常に高いため、グラボの性能が最重視されます。

性能が低いとゲームプレイ中にカクついたり、重くなったりして快適にプレイできなくなります。

GPU名称説明価格
GTX 1660 SUPERタルコフをプレイする上で最低限必要となる性能
画質、解像度の設定を極力下げてプレイする必要があります
ゲームプレイ中のリフレッシュレートは低設定で60~80FPS程
約25000円
RTX 3060コスパ重視でタルコフを快適にプレイしたい人向け
ゲームプレイ中のリフレッシュレートは中設定で90~100FPS程
約40000円
RTX 3070タルコフを快適にプレイする上で望ましいスペック
ゲームプレイ中のリフレッシュレートは中設定で安定して100FPS以上
重いマップでも安定してFPSが出る
約60000円
RTX 4070RTX 3070より更に上のランクのグラフィックボード
有名なゲーム実況者やストリーマーのシェア率が高い
配信をしながらでも快適なゲームプレイが可能
約85000円
RTX 4080有名なゲーム実況者やストリーマーのシェア率が高い
配信中も、高設定で高FPSが出る配信者向けのグラフィックボード
約160000円

メモリ

結論から述べると、

タルコフを快適にプレイする上で必要なメモリ容量は32GBです。

推奨メモリ容量についてもタルコフは16GB以上と、APEXやPUBGなど他のFPSに比べて要求が高いです。

その理由の一つにマップが広大であり、オブジェクトの量が多いことにあります。

最低でもメモリ容量が16GBは用意しておきたいところです。

メモリ容量16GBでは、ゲームプレイ中のメモリ使用率が軽く80%を超え、

メモリ使用率が90%台となることも珍しくありません。

Google Chromeなどのブラウザーでマップを開いたり、情報収集をしたり、

Discordなどでフレンドと通話しながらゲームをするならば、

さらにメモリに負荷がかかるため、快適にタルコフをプレイするならメモリ容量32GBがおすすめです。

記憶媒体(HDD/SSD)、ストレージ容量

タルコフをプレイする上では、HDDではなくSSDを搭載することをおすすめします。

タルコフでは読み込み速度が重要であり、

スカブで出撃する時にHDDとSSDでは1分以上差が出ることがあります。

PMCは同時にゲームが始まりますが、SCAVでは読み込みが遅い人は置いてけぼりをくらい、

ゲームのスタートが遅くなってしまうことがあります。

SSDの種類でも差があり、特におすすめなのが、

NVMe接続のM.2(エムドットツー)と呼ばれるインターフェース規格です。

NVMeは読み書きの圧倒的な高速データ転送が特長です。

同じSSDでも、規格や接続方式で読み書きのデータ転送速度が異なることを知っておきましょう。

タルコフを軽くするための設定

PCのスペック良くしたからといって、グラフィック設定が過剰に高設定すぎると、低PFSやカクカク、フリーズの要因になることがあります。

タルコフでFPSを上げるには、以下の二つが重要となります。

グラフィック設定においてFPSを上げるための観点

①グラフィックボードの負荷を下げる

②CPU負荷を下げる

他のゲームではグラフィックボードの負荷を下げるだけでも、FPSは大きく向上しますが、

タルコフにおいては、CPU負荷を下げることも重要です。

グラフィック設定において、グラフィックボートとCPU、2つの観点で自分にとって最適な設定を選ぶことが重要です。

ゲーム設定

ゲーム設定では、メモリの自動化最適化物理コアのみを使用するの項目の設定を行います。

メモリの自動最適化 / Auto RAM Cleaner

メモリの自動最適化は「オン」にするのがおすすめです。

この項目をオンにすることで、圧迫しているメモリを解放します。

タルコフにおいてシステムエラーが出ている場合、メモリの自動最適化をオンにすると改善する場合があります。

物理コアのみを使用する / Use only the physical cores

物理コア(CPUコア)だけでゲームの処理をするかどうかの設定です。

CPUがハイパースレッディグ対応メモリ容量が16以下の方はオンにするのがおすすめです。

グラフィック設定

グラフィック設定は基本的にはGPUの性能依存の設定項目となります。

FPSを上げるにはグラフィックボードとCPUの負荷を下げることが大切です。

重要な設定項目ごとに説明をしていきますので、以下の観点を持った上で、自身の環境に最適な設定を選びましょう。

グラフィック設定においてFPSを上げるための観点

①グラフィックボードの負荷を下げる

②CPU負荷を下げる

テクスチャ品質

テクスチャ品質は、下げれば下げるほど軽くなります。

1080pの場合、midiumが3GB、highが6GBのVRAMが推奨されます。

mediumまたは、lowがおすすめです。

影の品質

オブジェクトを影用に生成するため、品質を上げるとその分、負荷がかかります。

low、midium、high、ultraと項目がありますが、

影自体はどの設定でも鮮明に見えるため、lowがおすすめです。

遠距離オブジェクトの品質|CPU+GPU負荷

プレイヤーから離れたオブジェクト品質の閾値を設定します。

この値が最低の2にした場合、近くの木でもローポリゴン、画質が荒くなり、草むらなどから向こう側が見えにくくなります。

2.5~3.0がおすすめです。

描写距離|CPU+GPU負荷

どこまで遠くのオブジェクトが見えるかを設定します。

値が大きすぎるとfpsが著しく低下します。

また、小さい値だと、こまめにロードを挟んでしまうため、プチフリーズの原因になると言われています。

PCスペックにもよりますが、1500前後が理想の設定です。

アンチエイリアシング

オブジェクトのジャギー(ギザギザ)を補正する設定です。

全体の見栄えをかなり改善しますが、GPUの性能をかなり使うためfpsは落ちます。

低負荷でジャギーの取れるTAAがおすすめです。

Resampling

downsamplingでは、低解像度で作成したオブジェクトを、

supersamplingでは、高解像度で作成したオブジェクトを現在の解像度に直して生成します。

低ければガクガクに、高ければ鮮明になりますが、その分だけパフォーマンスに影響を与えます。

1x offがおすすめです。

HBAO

光の反射に対して、オブジェクトから反射された色を別のオブジェクトに反映します。

onにすることでリアリティが大幅に向上しますが、その分処理が重くなります。

リアリティを重視したい方はon、ゲームプレイ重視の方はoffがおすすめです。

SSR

Screen Space Reflectionsのことで、床や水辺などに映り込みを作り出します。

かなり実写的になりますが、負荷がかかります。

リアリティを求める方はonにしましょう。

異方向フィルタリング|Anisotropic Filtering

異方性サンプリングです。

3次元画像の奥行き斜め方向のチラツキを抑え、よりリアリティを高めることができる技術です。

地面等のテクスチャを大幅に改善しますが、ほとんど負荷がかからない技術です。

onがおすすめです。

シャープネス|Sharpness

値を高めると映像の輪郭がハッキリし、視認性が高まりますが、上げすぎるとノイズが出たり、不自然な映像になります。

1~2ほどの設定がおすすめです。

Z-Blur

DOF(被写界深度)のことです。

近くのものをピンボケさせることでリアリティを高めますが、視認性が低下します。

offがおすすめです。

草の影|Grass Shadows

草に影を落とす設定です。

onにすることで他の木々のように影を発生させますが、負荷が上がります。

offがおすすめです。

Mip Streaming

テクスチャをVRAM外のHDD/SSDにも配置する設定です。VRAMはグラフィックカード搭載の高速メモリです。

通常テクスチャデータ全てを一旦VRAMへ配置するのに対してVRAM不足を補うためにHDD/SSDを用います。

VRAM4GB以下など少ない反面、高速なM.2 SSDを搭載している場合に有効化すると描画(Render)速度が向上する場合があります。

逆に十分なVRAMを搭載している場合、VRAMより低速なHDD/SSDを用いると逆効果になる可能性もあります。

POSTFX

この項目ではGPU依存度が高いです。

POSTFXはOFFにするのがおすすめです。

offにすることでグラフィックボードの負荷を下げることができます。

POSTFXを利用したいという方は、

「Clarity」「Adaptive sharpen」が特にGPUに負荷を与えるため、0にすることがオススメです。

サウンド

サウンドでは、「バイノーラルオーディオ」をoffにすることがおすすめです。

特にmapによってfpsが大きく変動する場合があり、Custom(マップ名)ではoffにすることでfpsが大きく下がるケースがあります。

まとめ

この記事では、タルコフを快適にプレイする上で、重要なパーツのスペックと選び方について解説しました。

性能の低いCPUやグラフィックボード、少ないメモリ容量ではゲームプレイ中にカクついたり重くなってしまうことが多々あります。

さらには、HDDではSCAVの出撃が遅くなってしまうこともわかったことでしょう。

快適なタルコフライフのために、CPUやGPU、メモリ容量、NVMe接続のM.2 SSDなどの重要性が分かり、

ラグや遅延、カクつきから解放されていただければ幸いです。

また、他のゲームの推奨スペックが気になる方は、以下のリンク先のページを参考にしてください。

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