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動画編集用PCの最適なメモリ容量【16GBでも重い?遅い?】

動画編集をするにあたって、動画編集用のパソコンのメモリ容量で16GBを勧める記事がネット上には数多く存在します、

メモリを16GB積んでるのに「読み込みやプレビューが重い......カクカク......」という悩みは絶えません。

そこで、32GBにするべきか迷っている方も多くいると思います。

当記事では32GBのメリット、32GBにメモリを増設するために必要な費用を解説し、お悩みにお答えします。

ポイント

・動画編集は16GBのメモリ容量でも可能

・動画編集用パソコンのメモリ容量が32GBがおすすめな理由

・16GBと32GBのそれぞれのメモリ容量の費用

これらの3つのポイントについて解説していきます。

この記事を読むと、動画編集に必要なメモリ容量が理解でき、32GBにするメリットと費用について知ることができます。

はじめに結論ですが、動画編集には32GBのメモリ容量のパソコンがおすすめです。

8GBや16GBでも動画編集の作業自体はできますが、長時間の稼働や容量の重い素材の使用で、

動画編集ソフトの動作が重くなることがあります。

16GBと32GBのメモリ容量の費用は1万円ほどの差なので、作業効率を考えるならば32GBを選びましょう。

1.16GBのメモリ容量でも動画編集はできる

現在、最も使用者が多く市場シェア率の高い動画編集ソフト「Adobe Premiere Pro」の推奨システム構成はHDの場合は16GBです。

フルHD(1920×1080)サイズの動画を編集するならば、メモリは16GBが推奨されています。

「Adobe Premiere Pro」だけではなく、「Filmora」や「PowerDirector」の動画編集ソフトを使用する際にも

フルHDの動画サイズであれば、動画編集を行うことができるといえるでしょう。

ただしそれは、他のソフトやブラウザーを起動せずに動画編集ソフトをのみを起動している場合の話なのです。

出典:https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements.html

2.動画編集するなら32GBがおすすめな理由

16GBのメモリでも動画編集をすることは可能ですが、

今からパソコンの購入を考えている方にはメモリ容量が32GBのパソコンを購入することをおすすめします。

また、メモリの増設は難しくなく、PCケースを開けてメモリを差し込むだけなので、

もうパソコンを持っている方も、増設してメモリ容量を32GBにすることをおすすめします。

32GBのメモリ容量のパソコンをおすすめする理由は以下の3つです。

32GBのメモリ容量をおすすめする理由

・「Adobe Premiere Pro」の推奨スペックである、16GBでも重くなるケースが少なくない

・「4K」の動画を編集するなら32GBのメモリ容量が必須

・32GBへのメモリの増設は7000円から可能

上記、3つの理由について、順番に解説していきます。

3.「Adobe Premiere Pro」の推奨スペックである、16GBでも重くなるケースが少なくない

Premiere Proの推奨スペックが16GBと言っても、常に快適に動いてくれるわけではありません。

あくまで推奨される最低限の構成であって、どんなケースでも快適な動作が保証されてる訳ではないのです。

16GBで実際に作業している方は経験あると思いますが、

特にエフェクトを使用する際にはプレビュー画面が固まったり、カクつくことがあります。

その場合にはプレビューする動画の解像度を下げたり、アプリケーションのキャッシュを削除したり、

バックグラウンドで起動している無駄なアプリを落として、動作を軽くする必要があります。

それでも完全に動作が改善されるわけではありません。

フルHD(1920×1080)を編集する場合でも32GBの方が圧倒的に快適なのです。

16GBのメモリ容量でも動画編集はできますが、プレビューがカクついたり、動作が重くなるケースが少なくないのです。

4.「4K」の動画を編集するなら32GBのメモリ容量が必須

出典:https://helpx.adobe.com/jp/premiere-pro/system-requirements.html

「Adobe Premiere Pro」の推奨スペックですが、「4K」以上の場合は32GB以上のメモリ容量が推奨されています

「フルHD」は1920×1080の画素を持っていますが、それに対して、「4K」は3840×2160の画素となります。

画素数は4倍の差があり、その分データの量も大きいため、編集時にはメモリを多く使用します。

「4K」の動画を編集するなら32GBのメモリ容量が必須と言えるでしょう。

動画編集案件では4K動画を渡されることが少なくない

Youtubeの動画編集の案件では、4K動画を渡されることが少なくありません。

最終的にフルHDでアップロードする動画であっても、4Kで撮影されている素材を扱うことがあります。

そのため、4Kの動画でも編集できるように32GBのメモリを積んでおいて損はないでしょう。

5.32GBへのメモリの増設は7000円から可能

メモリの増設はPCのケースを開いて、マザーボードにメモリを差し込むだけでできるので、

増設する自信がない方でも、YouTubeなどで解説動画を観ながらであれば容易に行うことができます。

16GB 2枚 セットのメモリであれば、安いもので7000円ほどで購入ができます。

もし、自身でメモリの増設を行うなら、YouTubeなどで解説動画を観ることで簡単に増設の仕方がわかります。

自身が使っているパソコンのマザーボードの規格に合ったメモリを購入し、増設を行ってください。

今からパソコンの購入を考えている場合

今から動画編集のため、もしくは他の用途のためにパソコンの購入を考えていて、メモリ容量を32GBにしたい方の場合、

パソコンショップ、BTOなどでパソコンを探す場合、16GBのメモリ容量のパソコンにオプションとして、32GBのメモリに変更して買うことになります。

パソコンショップにもよりますが、費用はおおよそ、10000~15000円となります。

人によっては高く感じるかもしれませんが、今後の快適な環境での作業のため、払うべき価値が大いにあります。

パソコンが重くなってストレスをためないためにも、10000~15000円ほどの費用をかけて、32GBのメモリ容量のパソコンを選ぶことをおすすめします。

まとめ

・動画編集をするなら32GBのメモリ容量のパソコンがおすすめ

・自身でメモリ増設を行うなら、7000円ほどで16GB×2メモリが購入可能

・BTOなどを利用する場合、16GB→32GBのメモリ容量の変更に10000円~15000円ほどで変更可能

メモリだけじゃなくて他のパーツも重要

この記事では動画編集で最適なメモリ容量について解説しました。

快適に動画編集を行うためには、メモリだけでなく、CPUやGPUも重要となります。

メモリの容量についてだけではなく、PCの構成についてもっと知りたいという方は下記記事を参考にしてください。

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