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【8Gbは少なすぎ】動画編集で必要なメモリは何ギガバイト?【遅すぎ・カクカク・フリーズ】

動画編集するにあたって、メモリの容量は重要は項目の一つになります。
そこで、「パソコンで動画編集をする場合、メモリの容量はどのくらい必要?」という疑問を持つはずです。

動画編集はメモリの消費量が多く、メモリの少ないパソコンでは、
ソフトが正常に動かない場合やプレビューがカクカクになってしまったり、
最悪の場合は作業中にフリーズしてデータが消えてしまうケースすらもあります。

この記事では動画編集用PCにおいて、どのくらいの容量のメモリが必要なのか解説していきます。

動画編集におけるメモリの役割

メモリはCPUで計算したデータを、一時的に保存しておく場所です。

データの保存というと、HDDやSSDなどのストレージに行うものと思い浮かべる人もいるでしょう。

CPUとストレージの間に一旦計算されたデータを一時的に保管する場所がメモリです。

一時的に保存するということは、PCの電源を切るとメモリで記憶してデータは消えます。

HDDやSSDは、消えたら困るデータを保存する場所なのです。

同時に処理できる仕事の数が増える度に、扱える仕事の大きさが増える

そして、メモリは、「ソフトウェアやアプリケーション」の編集記録・読み込みなどの動作に深く関係があります。

ここまでのことをわかりやすく言うと、「メモリの容量多いほどパソコンの処理速度が上がる」ということです。

特に動画編集においては、

メモリの容量を増やすことで、パソコンの処理速度があがり、動画編集ソフトが快適に動作させることができるのです。

PCで何がしたいかによって、メモリの容量を選ぼう

もし今使っているパソコンのメモリが不足していると感じていても、諦めてはいけません。

一部のノートパソコンではメモリを後から増設できない機種もありますが、ほとんどのPCではメモリの増設が可能です。

自分がパソコンで何がしたいかによって、適切なメモリの容量を選び、増設しましょう。

もし今から新しくパソコンを買う方であれば、以下の点を参考に、自分に合ったRAM容量を選ぶようにしてください。

4GB

ドン・キホーテで2,3万程度で販売しているような超格安パソコンなどが該当します。

動画編集は愚か、ブラウザーを立ち上げて、動画をYOUTUBEやTwitchで観ることさえも難しいです。

WordやExcelを使っているだけでも、読み込みが遅く作業が滞ってしまうケースがあります。

作業効率などを考えず、限定的な使い方しかしない人なら問題ないでしょう。

8GB

動画編集を行いたいなら、最低でも8GBが必要です。

しかし、8GBのメモリ容量では動画編集ソフトを動かすことができても、読み込みは遅く、作業効率は大きく低下していまいます。

パソコンは起動しているだけでもいくつものアプリケーションやタスクが動いているため、
8GBではその容量の半分以上がPCの動作の維持だけに使われてしまう場合もあります。

動画編集ができないこともないですが、それは1080p以下の小さいサイズのものに限ります。

それより大きいサイズの動画の編集は、プレビューすらも困難です。

4Kサイズの動画編集は諦めるしかないでしょう。

8GBの容量のPCを今使っていて、動画編集をしたいと考えているならば、メモリの増設、買い替えを検討するのが現実的でしょう。

16GB

動画編集や画像処理の作業行うならば、16GBあればスムーズに作業ができます。

4K動画の編集も問題なく行えるため、16GBのPCを使っているのであれば動画編集を初めても全く問題はないでしょう。

ただし、バックグラウンドで容量の重いアプリケーションを複数稼働させていると、
動画編集ソフトのパフォーマンスが落ちて重くなってしまうことがあります。

また、動画編集でVR動画、8K、モーショングラフィックなどを用いる場合には、さらに容量の多いメモリが必要です。

32GB

動画編集をするにおいて、最もおすすめのメモリ容量が32GBです。

バックグラウンドで容量の重いアプリを複数起動しても問題なく、動画編集などの作業を行うことができます。

長時間の作業で使用されるメモリ容量が増えますが、32GBあればたとえ数か月の作業であっても安心できます。

プロの動画編集者やクリエイターの人たちも32GB以上のパソコンを使っていることが多く、
PCショップなどでもクリエイター向けの容量として販売されています。

増設する場合にも、8GBのメモリを4本、または16GBのメモリを2本を刺すだけなので、簡単に行うことができます。

16GBのパソコンからの増設ならば、2万以下での増設が可能です。

64GB

プロの中でもごく一部、VR動画、8K、モーショングラフィックなどを用いる場合に必要な容量です。

このメモリ容量が必要となる作業はほとんどありません。

費用対効果などを考えず、ロマン志向で高スペックPCを求めている方向けになります。

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