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ゲーミングPCの電気代はどれくらい?電源つけっぱなしは高くつく?

ゲーミングPCは、高性能なパーツ(CPUやグラフィックボード)によって快適なゲームプレイを提供しますが、

高性能なパーツは消費電 力が大きいため、その分電気代が高くなります。

月々いくら電気代を支払わなければいけないか気になる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、「PCのスペックごとの月の電気代」と「電気代の計算方法」を解説します。

【スペック別】ゲーミングPCの電気代

電気代の計算方法

・1時間当たりの消費電力は1kWh (1kWh=1000W)

1kWhあたりの電気代=30円

kWh×30円×プレイ時間×0.5=電気代

パソコンは常時フルパワーで稼働しているわけではありません。

例えば500Wのパソコンの場合、実際は250W程度しか電力を消費していないのです。

そのため、上記にある電気代の計算では最後に0.5を掛けています。

500W~600W|ローエンド~ミドルスペッククラスPCの消費電力

「GeForce GTX 1650」、「GeForce RTX 3060」、「GeForce RTX 3070」、「GeForce RTX 4060」などを搭載したゲーミングPCの場合、

電源ユニットの電源容量は500W~600Wが中心となります。

電源容量6時間12時間1か月(1日6時間)1か月(1日12時間)
500W45円90円1350円2700円
600W54円108円1620円3240円

750W~850W|ハイスペッククラスPCの消費電力

「GeForce RTX 3070Ti」、「GeForce RTX 4070Ti」、「GeForce RTX 4080」、「Radeon RTX 7900XTX」などを搭載したハイスペックゲーミングPCの場合、

高性能なCPUと共に構成されるため、750W~850Wの電源ユニットが必要となります。

電源容量6時間12時間1か月(1日6時間)1か月(1日12時間)
750W67.5円135円2025円4050円
850W76.5円153円2295円4590円

1000W~1500W|ハイエンドクラスPCの消費電力

「GeForce RTX 4090Ti」「GeForce RTX 3090Ti」などといった、ハイエンドクラスのビデオカードになると、

ビデオカード単体の消費電力だけでも450Wとなります。

このクラス以上となるとSLI接続をして、ビデオカード2枚刺しの構成も出てきます。

また、ビットコインなどの仮想通貨のマイニング用PCも複数のビデオ―カードを使用するため、電源ユニットに2000Wを求められるケースがあります。

電源容量6時間12時間1か月(1日6時間)1か月(1日12時間)
1000W90円180円2700円5400円
1500W135円270円4050円8100円

パソコンの消費電力についてよくある質問・疑問

ネットサーフィン中の消費電力ってどれくらい?

ゲームなどをしていなくても、Google Chromeなどのブラウザーを開いて、

ネットサーフィンしている時にどれくらいの電力を消費しているのか気になる方もいるでしょう。

PCのスペックによって多少誤差はありますが、

ネットサーフィン中は、50~100W程度の電力消費となります。

1日6時間ネットサーフィンするとしたら、1か月の電気代は230~460円程です。

YouTubeやTwitchで動画を観ている時の消費電力ってどれくらい?

最近ではテレビではなく、YoutubeやTwitchで動画を観ている人が多くなってきています。

ゲームをするためにパソコンを買った人の中でも、自分でゲームをするよりも、

ゲーム実況者がゲームをプレイをしているのを観るのが好きという人も少なくありません。

ブラウザーを開き、YoutubeやTwitchを観ている時の消費電力は60~120W程です。

1日6時間Youtube/Twitchを観ると、1か月の電気代は368~736円程です。

パソコンをつけっぱなしにした時の電気代はいくら?

ノートパソコンや一般的なデスクトップパソコン、高スペックゲーミングPCでそれぞれ消費電力が異なります。

パソコンの構成、BIOSでの設定によって消費電力は異なりますが、

目安として一般的によく使われている構成を参考に1か月の電気代をまとめました。

パソコンの電源をつけっぱなしにしていると、どれくらい電気代がかかるのか参考にしてください。

パソコンの種類消費電力1か月の電気代
一般的なノートパソコン10W216円
一般的なデスクトップパソコン30W648円
ミドルスペックのゲーミングPC100W2160円

パソコンの電源のオンオフを頻繁にすると寿命が短くなるって本当?

パソコンについて調べたことがある方の中には、

「パソコンの電源を切る行為はパソコンの寿命を短くする」という話を聞いたことがある人もいるでしょう。

実際に、マザーボートやCPU、グラボなどのパーツは、電源のオンオフで多少ながらもダメージを受けます。

しかし、近年ではPCパーツの耐久性は大きく向上しており、特にマザーボードなどは対策がしっかりされています。

電気代の節約を考えるならば、パソコンの電源を切っておく行為はベストな選択でしょう。

まとめ

本記事では、ゲーミングPCの電気代について解説しました。

高性能なCPUやグラボを搭載するゲーミングPCだと、どうしても電気代が高くなってしまいます。

しかし、快適なゲームプレイには高性能なCPUとグラボは欠かすことができません。

電気代が気になるならば、無理にハイスペックなパソコンを利用せず、ノートパソコンを選ぶのも一つの選択肢です。

快適なゲームプレイを望むか、電気代の節約を望むかはあなたの選択次第です。

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