3DCGデザインソフトでその高い機能性から圧倒的人気を誇るBlender。
iPadでBlenderを活用したいという方に向けて、
iPadでBlenderを利用する「設定手順」と「メリット」についてわかりやすく解説します。
BlenderをiPadで活用する方法とは?
結論から言うと、BlenderをiPadで使用する方法は2つあります。
次に、①と②のそれぞれの説明と具体的な設定方法について解説していきます。
①PCで起動したBlenderをiPadでリモート操作
こちらの方法では、「Splashtop」というアプリを使って、
BlenderをiPadでリモート操作することを可能とすることができます。
では、ここから具体的な設定手順について、説明します。
「Splashtop」設定手順
iPadとパソコンのそれぞれに「Splashtop」のアプリをインストールします。
iPadでは左側から、PCでは右側からそれぞれダウンロードします。
Splashtopのダウンロードはここから:https://www.splashtop.co.jp/download/?af=global_nav
下記の画像のようにプルダウンが表示されます。
クライアント側(iPad)では「製品」を「Personal」、「プラットフォーム」を「iPad」を選択する。
ストリーマー側(PC)では「製品」を「Personal」、「プラットフォーム」に使っているOS選択する。
まず、パソコン側で「Splashtop」を起動して、
メールアドレスとパスワードを設定しアカウント登録をします。
最後に、iPad側で「Splashtop」を起動して、先ほど作ったアカウントにログインします。
これで、iPadからPCが操作できるようになりました。
ここまでの手順を完了したら、Blenderを起動してiPadから操作できます。
②MacとiPadを接続して、ペンタブとして使用
次にMacとiPadを接続して、ペンタブとして使用する方法について解説していきます。
Blenderで、iPadをペンタブとして利用するための方法
まずはじめに、MacとiPadで同じAppleIDでログインします。
次に、MacとiPadを接続します。
OSによって接続方法が異なるため、それぞれの方法で接続してください。
mac OS Ventura
「アップルメニュー」 > 「システム設定」 > 「ディスプレイ」をクリックし、「+」をクリックしてから、「ミラーリングまたは拡張」の下にあるリストでお使いのiPadを選択する。
macOS 10.15~12.5
「アップルメニュー」 > 「システム環境設定」 > 「ディスプレイ」をクリックし、「ディスプレイを追加」をクリックしてから、「ミラーリングまたは拡張」の下にあるリストでお使いのiPadを選択する。
これで、MacとiPadの接続が完了しました。
以上の手順を完了すると、MacでBlenderを起動して、
拡張ディスプレイとしてiPadを使用することができます!
iPadでBlenderを使うメリット
ここまで、iPadでBlenderを活用する方法について解説してきました。
次にiPadをBlenderを使うメリットとは何か説明します。
場所にとらわれず、どこでもBlenderを使った作業ができる。
iPadは場所にとらわれず、どこでもBlenderを使った作業ができます。
例えば、電車で座っている時でさえも作業することができます。
場所にとらわれず、スキマ時間を最大限活用できることは大きなメリットといえます。
好きな姿勢で操作ができる。
iPadはノートパソコンのように平らな場所におく必要がありません。
そのため、自分が一番楽な姿勢で操作することができます。
椅子に座って、長時間同じ姿勢で作業をするのは、どうしても限界があります。
時には、身体を休ませるために楽な姿勢になる時間が必要でしょう。
iPadならば、ソファーやクッションやベッドの上でさえも好きな姿勢で操作できるのです。
おわりに
本記事では、BlenderでiPadを活用する2つの方法とメリットについて解説しました。
PCをリモート操作するという方法を使えば、スマホやタブレットで実現できることは実は多いです。
タブレットとは違いますが、ノートパソコンも近年は高性能化や軽量化が進んでいて、
時間や場所にとらわれずBlenderなどのソフトウェアを利用することが可能となっています。
Blenderをノートパソコンで利用したい方は以下の記事を参考にしてください。